寒くなってきたので親父さん請われて家に模様替えにいきました。
カーペットを敷いてこたつを出すだけなんですが、やってほしいみたいです。
他にもいろいろとありますが、基本はこたつだけです。
終わったら晩御飯を食べながら話をしていると話題はクリスマスの事に。
親父さんの中では若い子はクリスマスに都会に出かけて遊びまわるイメージらしいです。
それは恋人いるいないは関係なしにして。
僕は正直そういう経験は一切したことがありません。
基本仕事をしていましたし、予定があったときは独身の親父さんと一緒にすごす事が多いです。
それって凄い偏見だよというと親父さんは若い子はゲイでも友達が多いと思ってるみたいです。
親父さんはどうだったの?と尋ねると自分は友達がいなかったからいつも一人で過ごしていたと言います。
僕も同じだよというと親父さんは目に涙を浮かべながら寂しかったでしょ。と言ってくれました。
正直孤独に慣れてるので寂しいとは感じていませんでしたが、それは寂しいと感じないといけないんだなぁって人間の気持ちを思い出させてくれました。
そんな夜おやじさんは獣になって僕を求めてきました。人ってわからないものですね。